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オオタナナエ 台所教室+

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2008年 07月 26日

ダラットへ

早朝7時半にホーチミンを出発。
ベトナムのバス=ボロイと決め付けてましたが、全くそんなことはない!
むしろ日本の長距離バスより広くて快適。
ずーっと寝てるかもと思ったのですが、1時間くらいしか寝れず、あとの7時間くらいは起きていました。
外の景色の移ろいが楽しくて、そんなに苦ではなかった。
3人旅で私が1人席をいただいたので、2席独占で余裕ー。
私の背後はフランス人だらけで、なんか耳が無意識に聞き取ろうとしてしまって、休まらず。
旅仲間のベトっ子ハーさんは、バスの中で知り合ったベトナム人と、電話番号なんかを交換したりしてました。
ベトナム人にとって、乗り合わせた人とこうして仲良くなるのは、ゴクゴク普通のことなんだそうです。
みんな一緒に、みんな仲良く、みんなで肌をこすり合わせるように生きていくー!
それが、ベトナム人の生き方のようです。

ホテルは現地で取ればいいねと、侮っていましたが、週末のせいか、
ガイドブックなどに載っている所はどこも満室!
さまよいつつも、なんとか1泊20ドルのホテルを確保。
で、それを、多少ベトナム人のハさんが、値引き交渉してくれたようですが、
それがドン払いだったので、どのくらい値引きされたのかはいまいちわからず。

夜は、バスで乗り合わせて、ハーさんと友達になったベトナム人(見た目は非常に怪しい色黒の劇団ひとりみたいな感じ)も含めて4人でご飯。
正直、この人もずっと私たちに着いて来るの?と思ったら、不信感を抱かずにはいられませんでしたが、話してみれば、実はとても真面目で礼儀正しい人でした。ゴメン。

夕飯は、ダラット名物の鹿肉やアーティチョークのスープ。ダラットへ_c0154399_22351416.jpg
名物と聞けばなんでもおいしく感じる私です。
大繁盛の混み合う店内で、楽しいお食事でした。

その後は、その色黒劇団ひとりさんの知っているというお店で、みんなでワインを飲む。
そこのは、ハーさんのダラットの友達や、色黒劇団ひとりさんの同僚フランス人とその彼女のベトナム人まで来て大きな集団に。

いやー。すごい。このベトナム人ネットワーク。
友達の友達はみんな友達。
特に、一緒に旅をしたハーさんが、とてもコミュニケーション能力が高いみたいで、次から次へと友達を増やしていくのです。
でも、この長所がアダとなることもあって、増えすぎた知り合いとのいろんな約束をこなしきれず、こっちの約束を優先すれば、あっちの約束はすっぽかす、ということの繰り返し。
私たち日本人は多少ハラハラするのですが、ベトナム人同士はその時は「何なのよー!」とかって、怒っても、そのあとはケロリのようです。

でも、このいい加減さ、いやいや、おおらかさがあるからこそ、こんな言葉のわからない私とも、いらいらすることなく旅をできるのかなとも思ったりしました。
ハーさんは日本語もわかるので、ホテルの予約や、店でのやり取りもほとんど彼女にお任せしてしまいました。
普通はもっと彼女にストレスが溜まってイライラしてもよさそうなものだけど、いつもニコニコと気分良く教えてくれて、助けてくれました。

ワインをたっぷり飲んで、楽しく夜は更けていきました。
ベトナム語がわからないので、私も英語、フランス語を駆使して皆さんとコミュニケーション。
みんな、とても優しくしてくれて、言葉の壁はあっても苦しくない空間でした。

ダラットはベトナム滞在中に1人でも絶対に来ようと思っていた、憧れの地でした。
フランス人が避暑地として築いたこの町は、あちこちにフランスの匂いを残しつつ、、良い具合にベトナム感もある、素敵な街です。
そのダラットで、こうして陽気に沢山のベトナム人と何度も乾杯して、沢山笑って過ごせていることをとてもうれしく思った夜でした。

by nanaeota | 2008-07-26 22:06 | Comments(0)


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