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オオタナナエ 台所教室+

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2012年 03月 12日

1年、遊牧カフェ。

 1年がたちました。

うまく書けませんが、今までの人生の中で、一番「生きること」について考えた1年だったように思います。

そして、自分の無力さ、何かしなくてはという気持ち、政府や原発に対しての不満、心配、食の安全性・・・・
本当にいろんなことを考えさせられました。

遠くの友人や近くの友人、生徒さんに支えられて、私たちは遊牧カフェという小さな支援の形を何とか築くことが出来ました。

まずは6月の炊き出しに始まり、その後はその時に応じて形を変えて、カキ氷を配ったり、ベトナム料理を振舞ったり、そして今は手仕事のワークショップを行なったり。
その形は今も何にも縛られることなく、好きにやらせてもらっています。

被災地に足を運ぶようになって、一番強く思ったのは、被災者の方の声はひとつではないのだ、ということ。
ときどき、ボランティアを経験した人や、テレビなどをみて、被災地ではこれが必要、これは必要ではない、というような話を聞くと、それをつい鵜呑みにしてしまいがちですが、実際は、被災地には、何千、何万という人がいて、当然、一人一人別々の理想や要望があること。
全員の話に耳を傾けるのは無理でも、出来るだけ寄り添って、ささやかでも出来ることを繋げていこうと、
私たちは考えています。


自分のやれることをやってこそ、政府や原発に対しても文句や不満も口にして良し!なのだと、ずっとどこかで思っていた気がします。

まあ、なんだか偉そうな感じになってきましたが、遊牧カフェの中で、私は割と若手(笑)なのに、口だけ番長で、本当にメンバーの皆さんが、裏方も、表方も本当に素晴らしく動いて下さっています。
私の仕事は、その皆をうちにあつめてご飯をふるまうくらいなもので。(楽勝!)

皆さんが、それぞれの特技をふんだんに生かして、のびやかに、軽やかに、クリエイティブに何でもこなしてくれるので、今までもやってこれたし、きっとこれからもそうであって欲しいと、切に願っています。
願っているという割には、皆がここを見ていることも計算済みで直接的ですが。
そんなわけで、今までどうもありがとう&これからもますますよろしくお願いしますね。

また、遊牧カフェの活動に置きましては、今まで、国境を越えてさまざまな方から、ご支援頂いてきました。
募金先をどこにしようかと考えても、他にもっといろいろあったと思うけれど、私たちを信頼して、お金を託してくださった皆様に、深く感謝申し上げます。
遠くにいても、まるで自分の痛みのように私たちのことを考えてくださったお友達のみなさま、どうもありがとうございます。

震災から1年がたち、節目ということで、さまざまなボランティアが終了したりしている頃かと思いますが、私たちは、もう少し、頑張れるところまで続けていきたいと考えています。

活動をここで発表しつづけることによって、皆さんの「忘れないようにする」という意識にも繋がってもらえればと考えています。

この一年のたくさんの暖かいご支援に心から、心から、心から!感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。

by nanaeota | 2012-03-12 00:55 | Comments(0)


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