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オオタナナエ 台所教室+

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2008年 12月 15日

3日目

カンボジア3日目。

自分たちで観光。

カンボジアでメジャーな交通手段はトゥクトゥク。3日目_c0154399_136251.jpg


バイクの後ろに4人乗りの馬車の後ろみたいなのが着いている乗り物です。

ホテルや観光地にトゥクトゥクドライバーがたくさん待ち構えていて、観光客に群がってきます。
値段交渉は各自行わなくてはならず、疲れているときなどは非常に面倒。
メータータクシーがあればそっちを使いたいのですが、全く見当たらず、トゥクトゥクを利用しなくてはいけない状況が続きました。
何度か利用してわかったのは、場所を告げて、値段を運転手に聞くと必ず「5ドル!」と言ってくるところ。
遠くても、近くてもまずは5ドルから!

カンボジアの公務員の月給は100ドル未満。
その国で、短時間でも5ドルは高すぎることは誰にでもわかるのですが、とりあえず外国人には5ドル!と吹っかけてみるようです。
高い!と言うと、じゃあ4ドル!などと、下げてきて、それでも高いから1ドルじゃなきゃ乗らない!などと言って、通り過ぎるふりをすると、
あっさりじゃあ2ドルで・・・なんて、言ってくる。
じゃあ、最初っからそう言ってくれたほうが、こっちも信用して、そのあとも頼んだりするのに。と思うのですが、隙あらば、多く巻き上げようと、向こうも必死。
元気な時は楽しいそんなやり取りも疲れてくると本当に面倒の一言。

今日もそんなトゥクトゥクドライバーと軽く衝突。
私たちの行きたいところに連れて行ってくれて、その場所場所で、私たちのことを待っていてくれると約束したドライバーなのに、
市場を見終わって、トゥクトゥクに戻るとドライバーがいない。
暑い中、全然戻ってこないドライバーを待つ。

しばらくしてニヤニヤして戻ってきたドライバー。
まだ戻ってこないと思って、ネットカフェでメールをしていたと言うのでびっくり。
これで、素直に反省している感じだったら、軽めの注意で済ませるつもりでしたが、
こっちは怒っているのにニヤニヤするばかりで謝る気配がないので、これは怒っている姿勢を見せなくては!とご立腹スイッチをオン!
私たちがアナタを待たなきゃいけないのはおかしいでしょー!と。
だって、「まだ帰ってこないと思ったんだもーん」
「僕ちゃんは友達がいっぱいだからメールしたかったんだもーん」
「ほんのちょっとメールしただけで、そんなに怒らないでよ~ん」と、どこまでもユルイ!

アナタの友達の数や諸事情には興味がないので、とりあえず私たちの貴重な1日の時間を削るのは絶対に間違っている!と激しく主張して、
1ドルの値引きプラスドライバーの悔しそうな「アイムソーリー」でこちらも妥協。
悔しさが残ってまだぶつぶつ言いながら次の目的地へ向うドライバーに「これ以上ブツブツ言うなー!」と言い放ち、ケンカ終了。

私たちだって、わざわざ揉めたくて旅しているわけではないのです。
むしろ出来ることなら気持ちよく旅行はしたいもの。
人の労働に対しても、適切な額を感謝の気持ちや言葉を添えて支払いたいし、いくら物価の安い国でも必要以上の値切りは時々見苦しいなと感じることすらあるのです。

だからといって、不快なことがあったとき、外国人だから、言葉がわからないからと、泣き寝入りするのも悔しい!
観光客が必要以上にお金を支払うことによって、その街の経済のバランスを崩すのも間違っていると思うし、なかなか「適切」な額を支払うというのは、東南アジアでは難しいな~と考えさせられることが多いのは、ベトナムでもカンボジアでも同じです。

そんなこんなで、暑い中軽めのバトルを繰り広げつつも、マーケット、キリングフィールドと巡りました。

キリングフィールトはポルポト政権時代の処刑所で、今もたくさんの骸骨が残る場所。
理由なく奪われてしまった人々の大切なひとつひとつの命がこの場所に存在したという証を、きちんと後世に語り継いで、
平和を求めて生きていかなくてはと、深く考えさせられました。

昨日、今日といろいろ深く考えなくてはいけないことに直面したせいか、旅の疲れなのかよくわからないのですが、
その後、やんわりと不調を感じ、疲れが取れるかも?と行った、タイ式マッサージが更に引き金となったようで、激しい悪寒に。
フラフラでホテルに帰り、ベットにダイブで悪寒と闘い、その後は一気に発熱して汗だくに。

具合が悪くなると周囲にそれを隠しきれずに一気にテンションが下がり迷惑をかけてしまうところも、旅行などの非日常な時や衝撃的な何かがあった時に発熱してしまうところも、
本当に幼い頃からの私のとても残念な習性。
体力がないのに、あたかも体力自慢の人のような旅の計画を立ててしまったりするのも私の悪い癖で、なんとも心と体のバランスが悪いのです。こんなときに猛烈にわかりやすくテンションが下がる私は、一緒にいた友人にとっては確実に大迷惑。ごめんなさい。


そんなわけで、夕方からは、悪夢にうなされつつ、ホテルから1歩も出られず。

旅先で熱を出すと本当に何も出来なくて、損をした気持ちになります。
そんなことも含めての「旅」だとは思うのだけど、自分をコントロールする力のなさには、時々げんなりします。

結局夕飯も、翌日の朝食も喉を通らず、バスでホーチミンへ。
バスで寝ていると、どんどん熱が引いていくのがわかって、ホーチミンが近づくほどに、体調が回復。
タイミング悪いなー。私。
まあ、このまま体調が悪くて、日本に帰国できなかったらどうしようとか、いろいろ不安に思っていたので、回復したのは良かったのですが。

そんなこんなで、半年間のベトナム生活最後の旅行は終わりました。
最後の旅行の最後の夜に熱を出すというのは、なんとも私らしく、残念ではあったけれど、これもまた、いつの日か旅の思い出になることを祈って。

旅で関わった全ての皆様に深く深く感謝。

旅の後半は1枚も写真がありませんでした。わかりやすい!私。
無駄に長い日記でごめんなさい。
読んでくださった方にも感謝。

旅のまとめ。
*何より大切なのは平和なこと。

*カンボジア旅行に持参するトイレットペーパーは1ロールでは足りない。

*アンコールワットだけがカンボジアではない!(でも次回は行ってみたい)

by nanaeota | 2008-12-15 00:21 | Comments(0)


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